命の洗濯

命の洗濯

高速で3時間
私の命の洗濯は早朝7時に始まる

好きなCDをかけ
ペットボトル1本
黙々と運転しながら
悲しかった事
悔しかった事
情けなかった事
色んな出来事を整理する


雲隠れの基地に到着するころには
少しの疲労感と達成感で出来事が整理されている


仕事を淡々とこなした後
親しい友人と待ち合わせ

おいしい食事と　色んな出来事を言い合いながら
共感したり意見したり

4時間余り口が渇いてしまうほど
しゃべくり



またね　　次はいつ？
うーん　　しんどくなった時

しんどくなる前に電話してよ
うん


夕方　やっと素顔の自分に戻る
利害関係も
上下関係も
なんにもない自分の時間


このためだけに　必死に頑張って日々を紡ぐ



時間はいつもより早く流れ
どんどん過ぎていくから
ぼーっとなんかしていられない


上手に使わないと
命の洗濯も出来ず　消化しきらず・・・・・


最近はそれも案外うまくできるようになった


10年　　この繰り返し


大事な時間は自分で作る
だから　有意義なのであり
また尊いはず


平穏な毎日なら命の洗濯なんかいらない
そんな風になりたいと思うこともあるけれど


そんな平穏は　きっと退屈なんだろうなとも思ったりする。


てんやわんやな毎日が私にはきっと似合ってるんだとクスッとしながら
短い命の洗濯を終わる。。。。。